この間のライヴで、ジルが言った「だって俺ら40になった時の話までは、してへんかったやん松ちゃん」と言うことばに、ちょっと泣きそうになった。
まだ何の契約もなく、何の保証もなく、出来たばかりのバンドのメンバーで二十歳そこそこで大阪を出た頃には、まさか40歳までこのバンドを続けていられるなんて考えてもいなかったのが本音だろう。
紆余曲折、いろんなことがあったし、それこそ都が治らなかったなら今SOPHIAはなかったかも知れない。
メンバーだけで旅に出たり、話し合いの場を敢えて設けたり、長く続いているものは、それだけの愛情と信頼と結束が揺るぎないものに長年かけて熟成されていくのだろう。
何が言いたいかって、メンバー間できっちり話し合いが出来ることと、家族みたいな絶対の信頼関係が出来ていることほど強いものは何もないのだと改めて思ったのでした。