「不在票が入る前に再配達をはこぽすにしてもらおうとするとどうなるだろうか」
昨日そんな考えが頭をよぎった我々はアマゾンから届いたメールに記載されているお問い合わせ伝票番号をもとにはこぽすで再配達依頼を行い日本郵便の出方をうかがう方針に打って出た。
はたして、不幸にも郵便物ははこぽす規格外であったため我々のもとにはこぽすキャンセルメールが昨日夕方に送られてきたのであった。
さて、では一体いつになったら郵便物は届くのだろうか。帰宅しても不在票はなし、ステータスを確認すると「調査中」、戦局は刻々とジリ貧の様を呈し進退窮まる予兆が見え始めた頃、我々は電話確認に活路を求めた。
電話番の第一郵便局員に伝票番号を伝え帰ってきた答えはもちろん
「調査中になっておりますね」
「ええ。それは一体何ですか?」
「宛先住所が間違っていた場合などになりますね」
「なるほど」
「ええ……」
「……」
「……」
「……えーと、どうすればいいですか」
「なにかお心当たりはございますか?」
「昨日、はこぽす(以下略)」
「なるほど返って来てしまったのですね?」
「いえ違います、昨日、はこぽす(以下略)」
「では再配達でよろしいでしょうか?」
「おねがいします」
――再配達手配中――
「ではしつれいえt」
「あの、すいませんが、なぜこうなったのかを教えていただけると助かるのですが」
「わたくしはこぽすのことが詳しくないので」
「では、どこに問い合わせればいいでしょうか」
「あいにくはこぽすに詳しいものがではらっておりまs」
「いえ違います、どこに問い合わせればいいでしょうか」
「では集配営業課のほうにお願いします。番号は0000000000」
「ありがとうございますよろしくお願いします」チーン
新たな情報は得られないが事態の進展をみた我々が次の手を打って出る前に震えだす電話機。
「はい」
「郵便局集配課のものですが、ogajudさんですか」
「はい(……速い!!)」
「お荷物お預かりしてまして、昨日はこぽすに入らなかったんでもって帰ってきたんですが」
「(……ッ?!)はい」
「ご住所に配達ならできるんですが」
「先程そちらに再配達をおねがいしましたが??」
「ああーそうですかー!じゃあおねがいしますー!」
「お願いしまーす」
色々と勘ぐりつつ事態が収束へと向かって舵を切ったことが実感を伴う荒波となって打ち寄せるさまをこうして書き綴る我々の元へ第三の電話が。
「郵便局ですが○□●子さまのお電話ですか(第一郵便局員の声)」
「いえ、ちがいます」
「すみません間違いましたすみません申し訳ありません間違えました」
「はいどうもよろしくお願いしますー。」チーン
プーティーウィッ?
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