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『全滅領域 サザーン・リーチ』読了。
来年あたりに公開されるであろう映画『Annihilation』の原作SF小説。
〈境界〉の中に存在する不思議領域〈エリアX〉の調査隊の一人、生物学者の日誌という形式なので生物学者が見聞きし思ったことしか記述されておらず、学者的な客観性をもとに進める観察と推論は冷静で論理的に思えるが、実際にそれが我々のレベルにおいて思うような起こったことなのか幻覚や妄想なのか、あるいはやはり起こっているがそれは通常我々が知覚できないレベルでの話なのか、という感じで面白かったです。