ジョナサン・レセム『銃、ときどき音楽』読了。 質問が禁止されていたり進化療法によって犬がピザの宅配したり羊が家政婦だったりカンガルーが用心棒だったり幼児が幼児専用バーでたむろする世の中で、歯医者の隣に(待合室共用の)主人公の事務所があるディストピア的ハードボイルドSFで面白かった。 主人公はヤク中のグルーヴィな民間検問士で想像以上にSF版インヒアレント・ヴァイスだった。