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はちのことを語る

ハイカーさんのなかにもいらっしゃるようなので、偏見とか嫌味とか、そういうことと思われたくないし意図もまったくないが
自分が双極性障害だったらどうしようと思っていた。
理由は、作家の北杜夫が双極性障害だったからである。好きなのだ。
原田宗典も双極性障害を公表している。
どちらも高校時代によく読んで国語の先生に感想文という名のラブレターを書いていた。
だから歪曲された形で、双極性障害の人は天才だと憧れを持っていた。
そこまではまあ文学かぶれの高校生で済ませられる。
現に私の高校は文学とか芸術をこじらせちゃった人が多い(ねぇ、id:soratobi_neko空猫姉さん?)。
思い返せば私は高校生のときから過呼吸を頻発させ、
よくわからないこれといった理由もなく教室に行きたくないと行って特別教室棟の階段で泣き、
(泣くなら階段じゃなく保健室に行きなさい、と先生に言われた…変な学校だ)
ごはんをお昼の学食しか食べなかった。
なんだー今と変わらないじゃーん!変わったことといえばビールを飲むくらいだ。
卒業間際にわかったことだけど推薦で医学部には入れたので初志貫徹で医学科に行ってたら…と思うが
たぶん研究の道に行ってニッチな研究をして、医師になっても変人呼ばわりされていたであろう。
高校時代の親友は医師になり、悩んだ結果、精神科医になった。
私たちが会うと精神科病棟裏話でもちきりである。患者からするとお医者サマでも、医者どうしでは変な人だったりするらしい。
でも変な人じゃないと変な人のことはわからないと思うの。
私の主治医も変な人の部類に入ると思う。総合病院の精神科医も変なおっさんだった。

で、原田宗典の症状がひどいときの話や北杜夫の小説を読んでいると、生々しくてこわくなる。
うつ状態がわかるようなわからないような…自分が自分でなく、コントロールできない感じ…
原田宗典の“ぼくの心をなおしてください”(おすすめしません)を高校時代に読んだが、
うつ病ってどうなっちゃうの!というのが高校生のときの感想。
こうなっちゃうの、が今の感想だが、実は包丁で何をするかわからないので料理はできるだけ手でしている。
家で肉食しないのもそれが理由だ。