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しょんぼりのことを語る

子はかすがい、なんていうけど、かすがいがなくてもしっかり建てられた建築物はある。地震でも揺らがない。
うちの両親はそうなんだと思う。60になろうとしている今でも2人で出かけたりする夫婦仲良好なのはよいことだ。
かすがいなんてなくてもしっかり組まれた木組みは崩れない。

家族に自分の必要性を感じない。決して望まれなかった子ではない(むしろあきらめかけた頃できた系)。
親や周囲の愛情を受けて育ったはずなのに、何かが欠落している。

土曜日に子供ができたと言っていた友達も、過去に重いものを持ってる。
親との会話で親の気持ちと子供の気持ちの乖離を感じたことなんか話したけど、
彼はどこかで適度な距離感を自分で探し当てて大人になったんじゃないかな。
だから、結婚当初からはやく子供ほしいと言ってたし(姪が可愛いとかもあり)、もう今から父親の顔。
父性は産まれてから育つとは限らない人もいる。細胞ひとつの段階から父親の人だっているのだ。
でも私みたく、友人の妊娠は喜べて楽しみにしてるのに、自分の遺伝子が半分入った子なんて残せない、と思う女もいる。

これ、不妊治療している人を中傷する意図はないけど、ちょっと黒いことを書きます。
子供ができる人はいくつでも何人でもできるし、できない人は若くても治療してもできない。
k町のトピでたまたま読んだ一文だけど、残酷だが残される遺伝子があれば残されない遺伝子もある、と。
自然の摂理、というと責任転嫁しやすいが、できない人はつくる必要のない遺伝子だった、のかもしれない。
そこに優劣があるかないかはわかりません。単に優劣の問題なら遺伝病はとっくに淘汰されてるはずだから。
確率論的に残せる人とそうでない人が分かれてしまったのではないか、と思った。