歌手が声帯を失うことの苦しみは想像を絶するのでその点はなにもかけない。
声帯を切除してもリハビリで声(というのか)を出すことはできるようになります。
もう10年以上前に亡くなりましたが、親戚のおじさんがのどのがんで声帯を切除していました。
かすれぎみの声で、「おじさんの声、聞きづらくて悪いね」と言っていました。
大きな声は出せないけど、でも言ってる言葉はちゃんと聞き取れます。
おじさんはヘビースモーカーでした。
今、病院や薬局に行くと、COPD(慢性閉塞性肺疾患)を予防するための啓発ポスターが多く見られるようになりました。
COPDはタバコが原因だと日本医師会も認めています。そしてCOPDは治療法がありません。
咽頭がん、喉頭がんもタバコがリスクファクターであることが示されています(アルコールも)。
タバコというと肺がんのイメージが強いですが、のど部分および食道のがんの原因となる率のほうが高いです。
声帯をなくしても発声はできるようになりますが、QOLは著しく低下すると言わざるを得ません。
酸素ボンベとチューブなしでは生活できなくなるのも、苦しそうに歩いているのも、心身共に負担であると思います。
タバコは嗜好品ですし、タバコの生産地である岩手県ではタバコの売り上げが農家の生活に直結します。
タバコをなくそう的なことを私もたまに簡単に言ってますが、それは無理な話です。
でもその先にはとりかえしのつかないQOLの低下、体への負担があることを喫煙者の方には知ってほしい。
※つんくが喫煙者だったかは知らないので、冒頭の一文とそれ以外の文章に直接の関係はありません。