私が中学生の頃はミロシェビッチのボスニア紛争をしていた。
社会の授業で第二次世界大戦についてやった。
テストで『戦争が起こることについてどう思いますか』みたいな設問があったので、優等生解答を書いた。
「戦争はたくさんの人が死んでしまうから絶対やってはいけないと思います。」
しかし男子がひとり『戦争はしないほうがいいけど、しかたない時もあると思います』と書いた。
彼の解答にだけばつがつけられ、この内容をさらされた。
私は先生のしてることは間違ってると思った。
戦争はある日急に始まるものじゃなく、いろんな流れがあって気がついたら戦争になっていた、と本当は思っていたから。
もうひとつは、自由記述で『あなたの考えを書きなさい』に対してばつをつけるのはおかしいし、クラスでさらすものじゃないと思ったから。
人道的には戦争は許されない行為だ。
でもこの教員のしたことはまさに戦争の引き金になるやり方ではないのか?
自分と違う考えは認めない。
中東の争いはすべてこれに端をはじめとしている。
歴史の授業で学ぶことは右へならえではないと思うのだが。