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空飛びネコのことを語る

さっき見たら発表前日に宇宙か素粒子から出る予想されてて(予想は日本科学未来館スタッフ)、
後出しで見てもまたニュートリノ?しかも戸塚先生のとこ?意外!というしかなかったです。
理論分野はおととしの素粒子論で受賞してますし、はずれた予想ではインフレーション宇宙論が挙げられていました。
結局は同じところにたどりつきそうで、もっともそれが物理学の真髄だとは思いますが…。
でも基礎研究から外れると昨年の青色LEDのように一気に「工学」になってしまうので
(個人的な意見としては昨年の受賞者のうちふさわしいのは赤崎先生だけだと考えています)、
基礎に目を向けると素粒子、実用化に目を向けると物理学から遠ざかる、というのが今の物理学賞事情なのかな、と。
また20年くらいしたら超伝導のような物質系、メゾスコピックレベルからの受賞が期待されます。したいです。
超伝導は87年に受賞してますが、結果が斬新で世界中で大騒ぎになったゆえ論文発表から1年でのスピード受賞でした。
いまだに超伝導メカニズムをすべて解明する理論は発表されていないこと(研究者も少ないと思われます)、
87年の酸化物系超伝導体に対して金属系、鉄系の超伝導体の発見がされていること、
超伝導マグネットを使った加速器実験(CERN)が行われてヒッグス粒子の存在が確実になった(結局素粒子に戻る)こと、
からいずれ超伝導をテーマに授賞されることが考えられます。