ETV特集
家族が精神疾患を受け入れられないと病院に押し込めて病院任せ、
って背景があったんだろうなと邪推せざるを得ない。
100年前には精神病患者は座敷牢に閉じ込めておく法律があったし、精神障害者のための法律ができたのはほんの30年前。
元主治医の医師が言っていたように、病院でできることには限りがあって、
家庭の支えや理解が精神疾患の回復には欠かせない。
私は患者目線で見たけど、家庭に精神病患者はいらないって空気を感じてしまった。
他人が言うのは申し訳ないけど、再燃して戻ってこられたら迷惑だは親としてない発言だろう。
理解しがたい年代だとも思うけどね。
私は急性期病棟に入院したのでみんな2~3ヶ月で出て行くし、家族も週末に来る人が多かった。
けど作業療法で慢性期病棟の人たちと一緒になるとずっと病院暮らしの人もいた。
家では面倒を見きれない、他に行くところがない、あのなかにも不要な長期入院があったのかもしれない。
原発事故はこんなところでも人生を変えていたなんて。
精神疾患、精神障害への理解が進んでほしいと思う。
差別的な言葉を吐かれる人が減りますように。