昔あるところにテッド・ネルソンという神が居た。
テッド・ネルソンはあるとき、机の上に何冊か本を伏せて置き、手に顎を突いて、窓から空を眺めつつ何事か考えていた。しかしキッと机を睨み付けると、本を抽き出しに投げ入れ、そのまま机を担いで庭に投げ捨て、火を着けて燃やしてしまった。
ネルソンは机の燃えた跡の灰を集めて、間のない堅籠に詰め、何かの種子が入った小袋を腰に括り着けると、見晴らしのいい丘に登った。そして土を掘って、種子を植え、土盛りをして、その上にあの灰を降り掛けながら、こう唱えた。
「ハイパーテキストあれ」
続き:ウェブ創生記 T・ネルソンとT・バーナーズ=リー
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