うーむ。
NHKでウチの町のことをやっていてついじっくり見てしまった。
鮮明に思い出すのは、じぃちゃんが電話で東京の弟に「もうだめだ。畑も田んぼもダメになった。」と震える声で話す後ろ姿。
それを聞いて、
警察の検問引っかからないように裏道使って、実家に帰った。
後でとても怒られたけど。
実家には中型犬の犬がいて、あのこは一度も町から出たことがない。
じぃちゃんは毎日家に通っている。
みんなが心配する80歳。
毎日往復2時間かけて、家に帰って家を片付けたり、犬にごはんをあげたり、山の木を切ったりしている。
私も時々実家へ帰る。
犬を「おまえ、臭いなぁ」と撫で回す。
ダンナさんに「地元に帰っりたいんだ」と言うとダメだと言われる。
やっぱり都会の人だからなぁ。
放射能が云々でも、私が育った町だ。
通った幼稚園、山菜を採った土手、転がった田んぼ、立ち漕ぎで帰った中学校。
帰りたいよ。
温泉、入りたいよ。
テレビでは若い世代は8パーセントしか帰る人いないって言ってたけど、
私の友達みんな帰りたいって言ってる。
私の友達がその8パーセントなのかな。
町にアライグマ、タヌキ、イノシシがその辺にいるみたいで、ちょっと怖いけど…
でもイノシシは前から居たな。
毎年田んぼ掘り返されてたな…(笑)