とりあえずじいちゃんのお葬式が終わりました。
火葬が先でした。
焼き場の人もびっくりするくらい骨太で、頭蓋骨なんかは本来ボロボロに崩れてしまうのに
しっかり残っていて、お骨入れに収まりきらない程でした。
免許入れにはばあちゃんの若いころの写真が入っていました。
ほとんど毎日つけていた日記(といってもその日したことや天気)にはどこにも人の悪口なんて書いてありませんでした。
(かわいすぎるので、たまに見せてもらってた)
じいちゃんは学校に行ってないので、字が独特で、「っ」や「ー」が苦手。
私は、家族が死んだらもう立てないくらいくらいに泣いて、毎日泣いて、脱水を起こして死んでしまうかもしれないと思っていました。
実感がないのか、残った家族が明るく悲しんだせいなのか、泣いても生きてました。
大好きな人がいなくなる前に、隕石が地球にぶつかって一瞬で消えてしまえばいいのに、と思っていた私が。
じいちゃんの四十九日が私の出産予定日なんです。
なんだ、生まれ変わる気満々じゃないか、そう思わずにはいられないのです。