高層マンションの窓から見えたヘリはガラス張りで、中に畳が敷いてある。 「何あれ? お座敷ヘリ⁈」 と大興奮してよく見ると、60代くらいの女性がマッサージを受けていた。 「うわー、料金なんぼほどとるんやろうね」 と口ポカンな私たちを一瞥しながら、ヘリは遠い空へ消えていった。