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展覧会のことを語る

1月16日、国立国際美術館で「ウフィツィ美術館 自画像コレクション」。
人物画にそもそもあまり興味がなく見識もなく大阪一人オフ的に行ってきたのだけど行って良かった。
自画像といえばルネサンスの人が澄まし顔してるのかレンブラントゴッホ的に狂気じみて内省的なのか、というイメージしか持ってなかったけど、
実はというか当然ながらというかほんとに多様で、画風見本というか「ワタクシこんな感じで画業をやっとります」という名詞代わり的なものだったり己をネタにした絵画遊戯だったり家族の記録に近かったり、あるいはまるでたまたまそこにあったものを描いたら自分だったというくらいにしゃらりとしていたり。
トロンプ・ルイユの中に自分を埋め込んだ作品が結構あって面白かった。
ポストカードにもなってた、花輪を描いた画布を突き破って画家が顔を出してるのとか。(子供が「わー飛び出てる!」ってびっくりしてて、これって描いた人的にはしてやったりよね)
あとエリザベート・シャプランの18歳の自画像は繊細な緑と物憂い表情から生まれる空気感が単純にきれいでロメールの映画ですか、みたいな感じ(案の定グッズ的に超プッシュされててつい買ってしまった)。
そしてやっぱり草間彌生最強。

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