玉葱嫌いなわたくしがオニオングラタンスープを好きになってきたのは、自分で飴色玉葱を作るようになってからだった。
ほとんど形がなくなるまで炒めて飴色にした玉葱は、はじめて美味しそうに見えたのだ。
そうかわたしは匂いと食感は嫌いだけどとことん炒めて残った甘みは好きなんだと気がついた。
玉葱が大好きな母はしっかり食感や匂いを残すような調理しかしなかったからわたしはそのことをずっと知らないできたのだということも。
というわけでポテトサラダやハヤシライスは相変わらず天敵だけど、とろっとろのオニオングラタンスープなら今はむしろ進んでいただく。
自分で理解したり選んだりできるってほんとに大きいのね。
オトナになるってスバラシイ。
quadratus (★)のことを語る