カトリックというところでの答えになるかどうかはわからないけど、
セルマが男を殺す場面、最初は勢いで殴りかかってるんだけど、一旦手を止めてきっちり構えなおして再び殴ってる。
彼女にははっきりと殺意がある。
というのが明瞭に描かれていたのが印象的で、彼女はその点で明らかにイノセントではないんだけど、その一方で殺害のあとの息子との関係とか、減刑なるようにという友人たちの助力を拒むところとか、彼女を「無垢なる犠牲者」に持ち込もうとするところが気持ち悪くてたまらない。
ラスコーリニコフじゃないけど罪はちゃんと認めて償えばいいじゃん神はそこんとこ見てるよ! ってわたしのうちなるキリスト教徒は力説してます。
quadratus (★)のことを語る