きゅうに思い出したんだけどわたしがいっちばん最初に読んだ漫画は女の子が蛇になっちゃうものすごい怖い話で、それって今考えたらたぶん楳図かずおのだ。
かなり厳格に漫画を禁止されててよその家に行っても読んではいけないということになっていたんだけど、従姉と一緒に通っていたピアノの先生のところにぼろぼろの単行本があって、従姉が読んでいたのをどうしても読みたくなってある日読んでしまった。5歳のとき。
漫画自体の怖さと漫画を読んでいるという罪の意識が一緒になってむちゃくちゃ後味が悪かった。
次に漫画を読んだのは12歳のとき、公立図書館に初めて行ったときたまたま手に取った「ポーの一族」。
やっぱり禁止されていたからどきどきしながら急いで読んだ。
そして13歳のとき友人の家ではみだしっ子に出会ってついに親の禁止を決然と破ることに決めたのだった。

コマ割りを読むことには最初からなんの違和感もなかったな。絵本も字ばかりのお話の本も区別なく読んでたし。
ていうかそもそも漫画禁止を最初に言い渡されたのがピアノの先生のところに漫画がおいてあったからなわけで、禁じられてから破るまでがめちゃめちゃ早いような