数ヶ月前に、イラレの勉強して在宅デザイナーになる!と息巻いていた友人がいた。
私とは違うが体調の不安があり、当時は週3回、半日の仕事に行くのが精一杯だったので、将来を考えてそういう道を目指そうと思ったという。
もともと書道という特技があるしイラストを描く人なので、結構やれるつもりがあったんだと思う。
パソコンは買った。次はアドビのアレを、と話すので、いやいや、とりあえず無料のインクスケープで感覚だけでも試してみたら、と制止した。
デザインの実績が全くなくていきなり在宅仕事取って来るのはとても困難だし、先に投資し過ぎてやっぱり無理でした、ってできるほど経済力があるわけでなし。
そもそも将来が不安だから何か始めようとしているわけだし。
んで、久しぶりに会ったので話聞いてみたら、もう全然パソコン開いてすらないんだって。
少し体力がついてきて週4回働けるようになったから、しばらく仕事頑張ってみるんだって。
無駄な買い物しなくて済んで良かったね、みたいなこと言った。
一時の情熱で突っ走る性質だと自分で言ってたんだけど、同時に、何かに夢中になりたいとも度々口にする。
体力と財力があれば好きに試してみたらいいと思うけど、将来を不安に思っている人の背中を無責任に押すのは躊躇われ、でももしかすると今度こそ長く関わっていけるものに出会えたんでは、と思うとむやみに反対できるものでもない。