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今日の夢のことを語る

その1
公民館的なところでとうもろこしの芯を使った活字印刷法の展示を見ている。
古い方法で今は使われていないというのだが、実演を見せてくれている人がたびたび中座するので気になって様子をうかがっていると鍵の掛かった別の部屋に入っていく。
今は使われていないというのは嘘のようだ。
実演のあとその人を呼び止め質問すると、少し逡巡してから別室に案内してくれる。
中は広い印刷工場になっている。
やはりその方法は今も使われていて、幾つかの主張もテーマも異なる3紙の機関紙や地方紙をゲリラ的に印刷するのに使われているとのこと。
ひとつは反トランプ的なメッセージのもの、もうひとつはガラスの加工に関するもの、もうひとつは (聞いたけど忘れた) で、ちょうど刷り上がった2番めのものの1面がデヴィッド・ボウイだった。
そういえばこの人はうちの最寄駅の近くの印刷屋の人だ。こんなことをしていたのねと思ったところで場面転換。

その2
P氏と自宅近くの高いビルの屋上から一帯を見渡し、「ねえあそこの印刷屋さん実はゲリラ活動してるんだよ」とか話している。
不意にあちらこちらのビルの看板やヴィジョンが一斉に変わって、ハロウィンの仮装の死神みたいな2人組の画像になった。
この2人組の身長差に見覚えがある、そうだエゴラッピンだ、と思った瞬間、ビルの谷間でエゴラッピンのライヴが始まる。
アルバムのプロモーションかな、ラッキー、と思って聴き始める。

その3
と思った瞬間、視界の大半が水没し、幅の狭い土手のようなところに立っていてどんどん水が上がってくるのに気づく。
振り向くともう一段高いところに高速道路が通っていて素早く飛び移ることができたけれどP氏が逃げ遅れている。
仕方がないのでもう一度さきほどの土手に降りてP氏を探すと、どうやら水が増えているのに気がついていなかったらしい。
その腕を引っ張って高速道路に上がる。

基本的に夢の中のわたしは生き残り力がすごくて逃げ切れなさそうだと思えばどんどん有利な方に夢ルールを変えていくし怖い状況になったら夢だからごめんねくらい思いながら仲間を見捨てるのだが今回は珍しく助けに戻ったようだ。
なんてすばらしい。