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のことを語る

夜遅く、デヴィッド・ボウイ展の会場の前を通りかかる。
もう閉まっていて、グッズ売り場を店仕舞いしているところ。
閑散としたショッピングモールを素通りしてエレベーターに乗る。
「この時間このエレベーターは3階にしか行きません。3階に着いたら○○○」アナウンスが最後まで聞き取れないままエレベーターが上昇するが3階につくと他の人達が手を天井につけて右に押すのでわたしたちも同じことをする。
エレベーターは左に向きを変えケーブルカーになって加速し高層ビル群の上をびゅんびゅん滑って少し離れた別の建物の前で止まる。
今日はここに滞在することにしていたのだった。
「明日は展覧会行く?」とP氏が訊くので
「生きているボウイに会えるわけじゃない。わたしは音楽がいい。遺品なんて1度観たら十分」と答える。

寝る前に 「会期中にもう一度行こう」って話をしていたのに夢の中のわたしときたら。