忘れかけた頃にかかってくる電話があります。年に1~2件でしょうか。
これもそれでした。
「そちらでは、中卒の子どもでも受け入れてくれますか」
中学の先生からのものです。学年度末が近付くこの時期、生徒・保護者・教師による「三者面談」をひかえて、その進路指導の一助にしたいという問い合わせです。(中略)
どうも、料理が不登校や勉強嫌いのセーフティーネットとして位置づけられているフシがあります。でも、かまいません。これがきっかけで本気でプロの料理人をめざすかもしれません。とりあえずの一時避難でもいいのです。逃げ、腰掛け、おおいに結構です。料理を習っておいて損はなし。一生のものだから。このことは、はばかることなく断言できます。
【野口料理学園】