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現在の佃は「石川島」「佃島」と呼ばれた二つの島(江戸時代後期に一体となった)を起源としている。
中世において隅田川の河口部に位置していた島を、1626年、旗本石川八左衛門重次が徳川家光から拝領し、その屋敷を構えたことから、その島が「石川島」と呼称されるようになった。
一方、徳川家康と同時期に江戸に移住した摂津国の漁夫たちが、1645年、石川島近くの砂州に築島して定住することとなり、この島を故郷である佃村にちなんで「佃島」と命名した。