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勝手に引用のことを語る

博覧会は当世である。イルミネーションはもっとも当世である。驚ろかんとしてここにあつまる者は皆当世的の男と女である。ただあっと云って、当世的に生存の自覚を強くするためである。御互に御互の顔を見て、御互の世は当世だと黙契して、自己の勢力を多数と認識したる後家に帰って安眠するためである。
「虞美人草」夏目漱石

森永西洋菓子製造所(後の森永製菓)の名前の入った博覧会案内図
東京府勧業博覧会(明治40年 3月20日~7月31日)