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気になった一節のことを語る

図書館という黙読の空間は当時の人々には、珍奇な空間であった。明治ニ四年(一八九一)の『女学雑誌』ニ五ニ号の清水豊子の記述によれば「静としてさながら人なき境の如し」と書かれている。明治三六年の旅行雑誌『旅』に掲載された「新趣向の東京見物」という記事によれば、国への土産話として、都会の図書館にあつまる数百の人々の「無言の業」が紹介されている。
http://umdb.um.u-tokyo.ac.jp/DKankoub/Publish_db/1999news/04/406/0406.html