起きあがったジョージはその手紙を机の上にぞんざいに放った。「焼却してくれ」
「承知しました」。ジョージの思考を妨げない執事の声。……スミスめ、やつはどう
転んでも、宇宙人を連れて行くつもりなんだな、わたしの愛するジャパンへ。
結びの言葉が頭から離れない。「シュルレアリストの夢のつづきをお楽しみに」
——酒を煽っても消えない超現実を、その朝、ジョージは噛みしめていた。
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id:onomasayukiさんによる4/15放送第14回まいったなラジオにインスパイアーされて。
→id:onomasayukiだけど、ネットラジオします