結婚についての取材がどういうわけか続いた。
先週「週刊SPA」からは「意外と祝福されていない結婚式」という特集の取材を申し込まれる。(...)あ、そうですか・・・とやや鼻白んで、ちょっと今回はご容赦くださいとお断りする。
その二日後に今度は『Grazia』から「婚活特集」の取材がある。(...)「婚活しないで、どうやって結婚すればいいのか?」という独身女性たちの側の「スタンダード」に切実な問いについて、回答を求められた。
結婚に必要なのは「万有共生」のココロです、というような答えでお茶を濁す。
答えにくいのももっともで、私は6月13日に結婚したからである。
経緯については、「知っている人は知っている。知らない人は知らない」ので、「ま、そういうことだったんですよ」という他にない。
一私事であるからして、別に満天下に対して説明責任を有するわけではないしね。
とはいえ、冠婚葬祭は人事の基本であるから、きちんとことの筋を通して、挙式を行い、媒酌人を立てて披露宴も行ったのである。
(just married/内田樹の研究室)
内田樹のことを語る