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微妙・デル・トロのことを語る

【Gyaoでいろいろ観た記録】
「バイオソルジャー」
・ロシア産アクション映画
・半分以上見て「あれ?私これ観てるかも?」と気が付くやつ。おそらく返却期限に追われ再生してはいるけど半分以上寝てる状態で見ていたものだと思われる。
・軍の隊長(?)だったヤツが、施設の調査に行くようにいわれ、なんか知らんけど昔の仲間を集めて向かうことになるのだけれど、そこで人間が凶暴化するらしいウイルスのようなものが発生していて・・・っていう話なんだけど、そこからの「凶暴化のウイルスに犯されたようなやつらを助けには来ないから、人間として意識のある間に自決しようと思うんだけど、ただ自決するなんてイヤだから、二人一組になって殺しあおうぜ」っていうところに行く発送自体が狂っててなかなか面白い。いや、ウイルスのせいで狂ってそうなってるわけではないと思われるよ、くじ引きしたりして、二人づつで、他の人は邪魔しないんだもん。そこがまた狂ってるわけなんだけどww
・しかもね、そこにね、紅一点の女性がいてね、ここをめぐって三角関係が展開するのよ!信じられないわ!
・アクションは「マトリックス」「リベリオン」「沈黙の戦艦」あと、なんじゃかんじゃいろいろな映画からカッコ良さそうな部分を拾ってきてロシア風にアレンジしてる幹事なのでわりと本格的ではあるんだけれど、いかんせん発想が狂ってるので、「そうですか・・・」っていう感じ。
・というわけで、いろんな意味で狂ってて「おそロシア・・・」な作品で、これはこれとして悪くない・・・かな?

「ゼロ・アワー」
・ベネズエラ産のノワールサスペンスアクション。
・貧富の差が激しいベネズエラで国立病院の医者ががストライキを起こす中、スラムの殺し屋の青年が撃たれた妊婦の命を救うため私立病院に押し入って、人質をとって・・・っていう話。
・「狼たちの午後」とか「ブレイキングニュース」みたいな感じなんだけれど、医療を受ける権利ってものすごく重要だよね、としみじみ思う。それと同時に医者だってボランティアではないし、しっかり報酬と休暇を与えなければならないよね、と心から思うし、メディアの情報についても考えるところもあるし、でもそれってのは「権力って!金持ちって!ペペッ!」みたいな気持ちだけで観ちゃいがちだけど、それだけでもだめだしね・・・なんて。おお!これ、いい映画じゃん!
・フラッシュバックで差し込まれる過去の映像がチョイ出しされて謎が解けるだけだとつまんないと思っちゃううほうなんだけど、きちんと中でも刑事がその謎に迫ってたりするからちゃんと面白い。
・冒頭のバイクアクションがかっこよくて引き込まれるし、そこからのあれよあれよでものすごい密度で展開するんだけど100分っていうね。すごい。面白かった。

「ハッキング・アイ」
・「イーグルアイ」とか「盗聴犯」とか「ブラックハッカー」とかそっち系のヤツなんだけど、何の説明も無くいきなりテロ現場の防犯カメラを観ていて犯人を観ちゃったところから始まって、本当に何の説明も無く、主人公が犯人と思われる人たちをカメラに侵入してみつけながらどんどん進んでいく話で、ほとんどがカメラからの映像なので、Gyaoの配信でPCから観てると大変に面白い。
・最初は犯人探しで、それから「さて、どうしようか・・・」と思っている間にどんどん展開するので、口をぽかんと開けて見ていたら「わっ!」「ぎゃっ!」「どうしよう!」と主人公と一緒にあせる感じだし、疲れがピークになるころにテキストがピッピッと上から表示されていくシーンで寝落ちる主人公の気持ちが心からよくわかる。
・当たり前だけどドキドキの展開になると音楽が鳴り始めるんだけど、いらなかったかな、って気はしたけど、そういうわけにもいかないんだろうなー。
・80分弱で終わるところもちょうどよくて大変によかったです。