TSUTAYAの発掘良品で裏の説明書きがツボに来たので借りた。
「ローリングサンダー」
・7年捕虜だったベトナム帰還兵のチャーリーが帰国すると、妻には隙間を埋める新しい彼がいて、1歳で離れた息子も自分よりよほど懐いていて、妻からは彼から結婚を切り出されたら受けるつもりでいたと言われ、歓迎してくれたサンアントニオの街からの贈り物である銀貨を狙って来た強盗に妻と息子を殺され、自分も片腕を失い……っていうあらすじに書いてあるところまで1時間くらいたっぷり使ってあるんだけど、恐ろしく静かで、チャーリーの表情がほとんど変わらないのが本当に悲しいし、悲しさと虚しさの生み出す空虚な暴力がまた悲しくてかっこいい。
・ベトナムで一緒だった部下役のトミーリージョーンズが死ぬほどかっこいい。
・ほとんど音楽がないのだが、最初と最後にかかるデニス・ブルックスの曲がまた哀愁を通り越して悲しく、そしてかっこいい。