父上が定年で完全リタイアした時は
「バイトは始めたけど、時間もてあますよねー。
アクティブな人じゃないし、
一日テレビ観てごろごろしてるんじゃない?」と
心配した母娘たちですが、
実際は手持ち無沙汰を解消するためか家事へと意識が向き、
食器洗いと風呂掃除を担当するようになり、
バイト帰りにスーパーでおつかい、
昼は庭と金魚ズのお手入れと猫のお相手、
時には近所の無人野菜販売所を自転車ではしご、
夜は自ら仕込んだ糠漬けを切り、
母上不在の時はご飯を炊き、お味噌汁も作る。
間違いなく言えることは
母上の男を見る目は確かだったということである。(そっち!?)