id:ckagami
かがみのことを語る

http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/otoko-no-issyou.html
この方の漫画への感情移入の仕方は、毎度ながら笑える。
(『オクターヴ』で節子に感情移入したりとか)
あまりにもあけっぴろげで。
「自分が「枯れたおじさん」であるという同一化のもとに、女性にモテる自分を欲望しているからに決まってるじゃありませんか!」
ですって(笑)
「なぜなら、海江田という「枯れた」男は、多少知性的であり、多少積極的である、という理由だけでほとんどわけもなく好かれる男性でなくてはならないからだ。そうでなければぼく自身が都合よく共感できないからである。」
ですって。あるある。ひじょうにあるある。
 
「枯れた男性」のセックスは「妻を愛する男性」の(妻以外の女性との)セックスほど論理矛盾性はない。「枯れ」であるけどもそれさえもこえてセックスをしてしまうというところに、むしろ欲望の高みがあるとさえいってよい。「そんなストイックな俺がセックスをしてしまうほどの女性!」みたいな。」
なんというBLっぽさ。
一線を越えることの困難さが、キャラクターの価値を上げ、恋愛の価値もあげることになるという構造。