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かがみのことを語る

「異性愛規範」「ヘテロセクシズム」の近代における構築性を論じた本を探そうとしたんだが、普段「こんなんいろんな人が書いてるんじゃないのー?」と思っていたわりに、日本の本としてはあまり見当たらない(今探してます。ていうかセクシュアリティ論の中でかなりありそうだな)。
それは、「異性愛」だけを論じた本では「異性愛規範」「ヘテロセクシズム」は問題にならないことが多く、レズビアン・ゲイスタディーズなんかでは、レズビアン・ゲイなどの現状を論じるものが多く、異性愛なんかに構ってられないからだろう(それはごもっとも。しかもレズビアン・フェミニズムは「強制異性愛」概念を打ち出した)。いや、でも「同性愛者」に対する「異常」というレッテル張りが行われると同時に、「正常」な「異性愛」が(無自覚に)「異性愛規範」「ヘテロセクシズム」という権力を増強させるとは思うんだよなあ。