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かがみのことを語る

ちょうど西洋における民俗学が自民族中心主義と帝国主義とを背負い込んだ学であったのと同様に、日本においてはナショナリズムがその重荷であった。同じような危険は、近年話題を呼んでいる新しい「文化史」の周辺にもたちこめている。なぜなら、それは安易に「日本文化論」に転化しがちであり、日本と日本人との再本質化によって、認識論的相対主義の利点を台無しにするからである。
キャロル・グラック「戦後史学のメタヒストリー」『歴史意識の現在』岩波講座日本通史別巻1 、岩波書店、1995年、p29。
 
翻訳文体かつ知識がないかつ比喩が独特なため非常に読みづらいですが、↑ここなんか「なるほどなー」と思いました。
うん。最近読んだあの本とかに言えるかもなー。