id:ckagami
BLのことを語る

 よく考えてみると、この問題はBLの問題ではなくて図書館の問題であるような気がする。投稿先のお題を間違えたかな。
 選書基準、図書館自由の法則、公共性。5500冊という数字は相対的なもので、多いか少ないか、基準が明確でない。選書基準は公開されていない? んなバカな。市民の要望にこたえることが重要であるとしても、問題が表面化したのですぐに書庫に移す、というのは、あいまいな選書基準で恣意的な選書が行われていることを露呈しているようなもの。
 そもそもBLかそうでないか、どう判断したんだろう? それが疑問。BLレーベルだったらBLなのか? ホワイトハートは? コバルトは?(どちらも少女小説もBLも出しているレーベル)誰が5500冊という数字を出したんだろう。
 開架で展示されていたそうだが、具体的にどんな場所にあったかは書いていない? 「破廉恥な」性描写のある本が、ヤングアダルトや児童書のコーナーにあるべきでない、というのは理解できるが、その「破廉恥さ」(しかし久しぶりに聞いたなこの言葉)の基準も明確でない。

 >"性描写がある小説に苦情が出ている → 図書館にBL小説は不適切か?"
という問題提起をするこの記事は変

同意。この記事は「BL」という言葉に引き摺られている。過激な性描写のある本が与える悪影響を問題にするなら、投書に出てくる「BL」という一ジャンルに限定して情報を提供するべきではない。そんなにBLが好きか。
 重要なことは、「公共図書館」の選書基準と実際の運営が適切に行われていたかどうかということ。「図書館がどんな資料を収集・所蔵すべきか」という点に議論が限定されるべきではない。