損保ジャパンでやってるセガンティーニ展行ったらすごくよかったです。
画家のテーマ(「母性」とか)にはまったく共感できんのですが、
原色を細い線で重ねていくとなぜかキラキラするという、圧倒的なアルプスの風景には感動しました。あと意外に若いころのくらーい色調の絵がよかった。幼少時に両親を亡くして少年院に入ってたこともある不遇なこども時代がにじみ出ていて、切なく戦慄を覚えました。
印象的だったのが「わがモデルたち」。アルプスの農民が、自分たちがモデルになっている絵(実物がすぐ隣に展示されているのもよい)を見て、「あー、これわたしらじゃーん」と感慨深げに見つめている、さらにそれを画家が見つめている、という面白い構図。
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