お、復活してるー
「愛しのセルゲイ」、読み終わりましたー
いやあ、ソ連のスポーツ政策の異様さ、その中で生きる著者の純粋さが印象に残りました。もちろんセルゲイの死後、著者が「自分の人生」にはじめて踏み出す瞬間の、フィギュアへの愛情も。
大部分がノロケ(笑)というか、ニヤニヤ笑いがこみ上げるような少女マンガのような恋物語ですが、訳者(石井苗子さん。翻訳業だけをやっている人ではないのに驚くほど上手い)がいっているように記憶力の高さがすごい。さらに、描写力、素朴な観察眼は、自伝を書くために生まれてきたような感じ。純粋培養で育ってきて、精神年齢がかなり幼い感じなのに、この本の後も彼女がスケーターとして折れずに生きていける感じがするのはそのためかも。
フィギュアスケート関連本読書部のことを語る