[勝手に引用]
カナダの名コリオグラファー、デヴィッド・ウィルソンはこう口にしたことがある。
「選手には、勝ち負けを超えたところに行ってほしい。メダルが取れた、取れないということよりも、本当の自分が誰なのかを氷の上で表現してほしいんです」
(中略)
「人は強くて、美しいものを求めている。それは何も、フィギュアスケートに限ったことではないのではありませんか」
天野真はそう言った。
これはフィギュアスケートを愛する、すべての人々の思いである。
田村明子『氷上の光と影 知られざるフィギュアスケート』新潮社、2007、p128。
まあでも勝ち負けも大事だよね。自分の理想を他人に押し付けるのは良くないよね、と思いつつ。
印象的な一節です。
フィギュアスケート関連本読書部のことを語る