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最近観た映画のことを語る

『四分間のピアニスト』
エゴむき出しの人間同士のぶつかり合いが面白かった。
年齢も社会的地位もかけ離れた二人が、ピアノという同じ土俵だからこそぶつかり合えた。
アマゾンのレビューを見たら賛否両論。
ラストシーンの意味づけがみんなばらばら。
 
ネタバレ
 
1なぜジェニーはあんな演奏をしたのか。
→先生への反逆なのか、自分のスタイルを貫いただけなのか。
2先生はワインを飲んだのか。
→弟子の演奏への賛辞として飲んだのか、「飲まなきゃやってられねえ」と思ったのか。
私は1も2も後者だと思ったんだけど。人間はわかる部分と譲れない部分両方ある。
ジェニーが示した「わかる」(譲歩、妥協、承認)部分の一つが最後のお辞儀なんじゃないかな。
 
あとドイツ人には常識なんだろうなあ、ナチ支配下では同性愛者は収容所送りとか。
そこ理解してるのもポイント? いや、あまり関係ないか。
先生は恋人を捨ててしまったんだね。だからあそこまで傷ついている。
 
養父との関係が解せないなあ。それとあのラストの演奏法、稚拙としか思えないのは自分の感受性のせいか。