わたしは自分にいった――ローマでわたしを待っているたいせつな用事が二つある、ひとつはわたしの後継者をえらぶこと、これは全帝国の関心事である。もうひとつがわたしの死、これは自分にしかかかわりのないことだ、と。(マルグリット・ユルスナール『ハドリアヌス帝の回想』266ページ)
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わたしは自分にいった――ローマでわたしを待っているたいせつな用事が二つある、ひとつはわたしの後継者をえらぶこと、これは全帝国の関心事である。もうひとつがわたしの死、これは自分にしかかかわりのないことだ、と。(マルグリット・ユルスナール『ハドリアヌス帝の回想』266ページ)