【夏休みの思い出】(白玉のこと)
1歳頃に両親が離婚したので、父方の祖父母の家に5歳頃まで過ごした。
叔母も離婚したので、1つ上の従兄弟も一緒に兄妹のように暮らしてた。
小学生になり父が再婚した後も、夏休みは祖父母の家に1週間以上は居たと思う。
多い時で伯母(父の姉)の従姉妹2人や兄の様な従兄弟、私と4人は居たかも‥
夏は孫預かり所になってた。祖母が作る顔くらいの大きさがあるオニギリとか
大きいスイカを1/6位ずつ皆で食べたり、花札やトランプをしたりする。
特に海が近いわけでも、大きな山や川が近所にある場所でもない田舎だ。
今思えば、何でそんな普通の家へ孫達が皆で行きたがったのか不思議。
祖母は孫を可愛がるだけじゃなく、手伝いも結構させたように思う。
枝豆を取り、洗わせる。枝豆に付いてる毛虫が居て、最悪に嫌な手伝いだった。
近所に生えてる蓬の採取や無花果を採らせる。(私は枝豆も無花果も食べない。)
すり鉢で延々と胡麻を擂る作業を手伝ったり。(コレは本当に飽きる)
いつ頃までだったか記憶は定かじゃないけど、お風呂をマキで沸かしてた記憶も‥
祖母が作ってくれるオヤツが楽しみだったので、手伝った記憶がある。
小豆を煮てたり、よもぎ団子を作ってた。
その中でも一番楽しかったのが、白玉作りだった。子供でも簡単に手伝えるので
凝ってるワケでなく、茹でたら寒天入りのフルーツ缶詰と和えるだけ。
今も白玉を茹でる時に あの幸せだった子供時代の夏を ふと思い出す。
今年もお墓参りには行かなかったけど、祖母を思い出して白玉を作る事が
亡くなった祖母に対して「忘れてないよ」の思いを伝える行事のような気がしてる。