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でこぽんのことを語る

【初めての…2】

捜査協力って任意なんだから、ボランティアみたいなものですね。最初は面倒臭かった。
しかしNOと言えない雰囲気が電話から伝わりました。今日は午後にある警察署で待ち合わせでしたが…
刑事さんは他の市から来るので、私が「署の玄関に着いたら、この電話へ連絡下さい」と午前中に連絡が…。
実は不謹慎ながら、昨夜から気持ちが段々ワクワクしてきたのでした。(ドラマみたいな雰囲気なのかなー?)

時間丁度に着いてから刑事さんの携帯(070だからピッチだよね?)に「着きました」連絡すると本人が降りて来た。
署内は1階は免許証の更新とかで普通に窓口として利用するけど、2階は捜査課みたいな部屋だった…
その内部のドアを開けて中へと促された。ドアの上に「携帯電話・ボイスレコーダは持ち込めません」って張り紙が!
私「あのー私のスマホはどうしたら?」刑事「あっ、この中に入れて下さい」プラスチックの籠を差し出される。
刑事さんは20代後半~30代前半の星野源みたいな感じの人(顔でなく醸し出す雰囲気)コワモテじゃなかった。

私みたいにドラマでしか刑事のイメージが無い人間から見たら、電車で隣に座ってても刑事には全然見えない。
普通の…むしろ柔らかい物腰の喋りやすい印象のサラリーマンみたい。(まぁ詐欺犯とかの部署だからなのかも…)
多分ココは取調室?って部屋みたいで机を挟んで向かい合って座ると横の壁には40cm四方のカーテン付きの窓が。
その壁を見た時は…正直(こんな小さい窓から面通しするの?)と少々ガッカリした。マジックミラーなのかは未確認。
背後の窓には横に渡された鉄格子がしっかり填まっていて、窓からの逃走は出来ない様になってたー!
刑事さんは私に色んな質問をし書類や犯人の写真を見せながら、彼はノートパソコンで調書を作成していく。
私は当然、容疑者じゃなくて一民間の協力者なので、配慮なのかドアは開けられたままで密室ではなかった。

約1時間程で今までの質問から、刑事が調書作成し終えて「目を通して、誤りがなければ最後に署名捺印を」
それは4・5ページ程度なのだけど、驚くほど推理小説の文章みたいだったー!!!
だって「私」の視点で犯人についての印象や当時の状況・業務内容が書かれていて、代筆みたいな文章だったから。
つい「うわー推理小説みたいな文章ですね」と感想を呟くと、彼は「上司にはもっと推理小説を読めと言われてます」
要は文章力を付けろよ!って事らしいけど、中々の文章力でした。ただ「、」が多過ぎたけど…。

この先も取調室に絶対に行かないとは言えないけど、普通はしない貴重な体験が出来た気がしています。
犯人はまだ捕まっていないし、騙されてお金を振り込んだ人にはお金は返還されないらしい…(本人が無職)
それでも早く捕まって罪は償って欲しいと思いました。