これも先月見た『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!』、バレエのドキュメンタリー映画ですが、スポ根もので泣く人の気持ちが少しわかった気がする。予告を見てる時点で涙ぐんでたんですけども、本編ではもっと泣いたわー。
http://www.firstposition-movie.com/
内容的には『リトル・ダンサー』(原題:Billy Elliot)の、もっとタフでシビアなドキュメンタリー版。舞台裏の映像も豊富、というかそれがメインなので、わたしみたいなメイキング好きにとってもたまらない映画です。
あと、昨年春に『ブラック・スワン』を見て、「バレエなめんな!」と憤っていたわたしですが(http://d.hatena.ne.jp/Mmc/20110527)、『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!』を見れば、『ブラック・スワン』のバレエダンサーがいかにありえないか、誰にだってはっきりします。『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンのような「プリマ」では、この映画で取り上げられた12歳のセミプロダンサーにさえ太刀打ちできないでしょう。
そういえば、題材のアメリカのコンクールが、ローザンヌと違って拍手や口笛オッケーみたいなのがアメリカ的でした。ローザンヌみたいな辛辣コメントはあるのかなー、と気になったり。