渋谷・シアターコクーンで森山未來さんがアトムを演じる『プルートゥ』観てきました。
浦沢直樹さんの漫画と映像、演劇、コンテンポラリーダンス(っていうのかな?)が見事に、ほんっとうに見事に融合していてこんな世界をどう説明したらよいか分からないけれど、終演後、隣を歩いていらしたおばさまが『上手いね…』ってため息漏らすように呟いてらしてほんとね、ね、って首がもげそうな程頷きました。心の中で。
前回の『テヅカ』は観に行けなくて、今回こそはって思っていたのでとてもとても幸せでした。
演出がもう!素晴らしいの一言で、ロボットである事をマリオットを糸で操る人のような形でダンサーさんたちが取り巻いて表現するのだけれど、ほんと見事なのです。
戦う、飛ぶ、争う、揺れるみたいな感情や動きをコンテンポラリーダンスで表現するのも圧巻で、未來さんの動きの雄弁さに思わず涙が出た。まさかの!泣く準備なんかちっともしていなかったのに!
100万回生きた猫の時も演出がとっても面白くて大好きだったけれど、外国の演出家さんの表現方法って独特で見ていて次はなに?何が起こるの?って心底心奪われる。
ストーリーは重たくて怖いし、わくわくとは違うけれどほんっと面白くて3時間弱あの世界を感じていられたのはこのうえなく贅沢な時間でした。
あやのことを語る