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あやのことを語る

【ネタバレ風味です】

ヒメアノ~ルを観てきました-。
主人公を演じるのがゴウくんでなかったらもしかしたら全く違うようにきっと感じただろうなあと思うのだけれど、
こうなった背景があまりにも惨すぎて…人としての尊厳を挫くような行為を強要され続け、それでも縋った蜘蛛の糸ほどの微かな希望さえも粉々にされた森田(役名)が可哀相で見ていられなかった。演技だって分かっていてもつらくてつらくて涙が出た。目を背けてしまった。
だからって今の森田の行いを正当化できるとはもちろん言えないけれど。
最後の細い細い足を見たらもう「この人苦しんできたんです。苦しい苦しい絶望の中で生きてきたんです。」って庇いたくなってしまうような…自分の中の善悪の判断の曖昧さにちょっと怖くなってしまったりした。
ラスト、森田にとってはやっと訪れた平穏だろうなあ。忘れて良いんだって神様が赦してくれたような。