パレスチナ初のヒップホップグループDAMのライブ、白いワイシャツ姿が多い。そしてキャップかぶってる人が少ない。みんな会社から来たんだろうなー。年齢層は予想通り高い。Shing02のMCも、それ意識したかんじだった。その中でも「同じ趣味の違う年代の人より、違う趣味の同じ年代で繋がってやれることをやろう」が響いた。
で、その気持ちが共鳴したままDAM登場かと思いきや、『自由と壁とヒップホップ』の拡大予告編というか、ミニバージョンが流され、うーん。年齢層高めなので休憩入れなきゃってことなのでしょうか。
その後のDAMのライブはMCはわかりやすい英語でいろいろノリを作ってくれようとして、アラビア語のラップだけどコール&レスポンスできるよう努力はしてくれるんだけど、やっぱり言葉の問題は大きい! 映画で流れた曲は文句なく盛り上がるんだけど……。ライムの日本語訳を粗いのでいいから投写するとかしてくれると、ちょっと違ったんじゃないかと思いました。日本語ラップだってライブだと全部聞き取れるとは限らないわけだし。
あとこれはまったく個人的なことなんだけど、クラブに行かなくなったから踊り続ける足腰が衰えたのか、足腰衰えたからクラブから足が遠のいたのかはわかんないけど、途中で腰と体力が持たず、帰ってきちゃいました。でもこれも曲の意味がわかってれば階段に座ったり、壁に凭れっきりでも最後までいたと思うんですよね。
そういうわけで、あの、そのまま日本語でラップできそうなみごとなライムの翻訳つきの映画を見た時よりは、不完全燃焼感ある夜でした。映画は再び、いや、三たびアップリンクでやっているので、ぜひ!
http://www.cine.co.jp/slingshots_hiphop/