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あのあとごんはどうなったのですかのことを語る

兵十が泣き疲れて眠ったころ、むくりと起き上がったごんは、表はごんの父の毛皮を張った鉛の板の裏打ちの防弾チョッキを脱ぎ、その内側から携帯を出して誰かに電話をかけました。
「あ、青鬼? おれおれ、うまく行ったわ、ありがとうな。それにしてもあんたのこの防弾チョッキ、ようできとるわ」