なぜか会社に行く前にスニーカーを履いて神社を訪ねている。イングレス的なものか?
けっこう長い神社の階段を昇っていると、会社員のおじさんと一緒になる。
猫をちょこちょこ見かけるが、頂上近くで右前足が根元からなく、しかも根元にぽっかり空いた穴から銀紙に包まれた何かが体内に見える。
と思ったらその猫がごろんと仰向けになると、体の中はほぼがらんどう。おじさんが怯えているかもと、「こんなになっても元気に生きてるって、凄いですね」と言ってみる。おじさん反応なし。
そして神社の丘の頂上の東屋に着くが、そこには腐乱も終わりかけたミイラ化した制服女子高生の死体が。長い髪の毛はやけにきれいで、まっくろくろすけのような小さい雲丹のようなものが脇腹から制服のジャケットの裏側にたくさんくっついている。
おじさんは関わりたくないのか、頂上から降りたら通りの向こうに派出所があるのに、足早に去っていく。門前で掃除してた神社の人に駅を聞いて、派出所側の三田線の駅がいちばん近いと言われているのに。
わたしはわたしで、見間違いか、幽霊で、死体そのものはなかったのではと感じてきており、派出所に行くのを迷っている。