『ガルム・ウォーズ』見終わった。
うーん、
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映像は美しいんですが、
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音楽もいい仕事してるんですが、
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声優さんもきちんと以上にお仕事されてるんですが、
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映像作家としてはおいといて、映画作家としては劣化してないか? 脚本段階での「神」ネタがその扱いとともに粗雑過ぎ。厨2の「ぼくのかんがえた新世界の神」感がきつかったなー。
ドルイド=ケルトにはユダヤ教はキリスト教になってから伝わったので、妬む神という扱いはどうかと思うし、それならケルトの神というか信仰対象が何で、どう消えたのかをリサーチ力と想像力を持って入れ込んでほしかった。
あるいはキリスト教の神が人間を哀れに思って成長体で更新されるようにした=でもそれって独裁者の思考だよね、蜂起しよう、の方向とか。
あ、もちろんスリラーでもなかったです。
絵面的には、ああ、これ見せるためだけに脚本でっち上げたのかなあ、と思ってしまうほど既視感。
あと、エデンの園の蛇のつもりなのか、娘道成寺みたいなとこは質量保存の法則どうなってるのか、とか、その変化の必然性は、とか、エヴァの使徒あるいは羽根骨格の増えた巨神兵みたいなものにも、ほんとにこれがやりたかったことなんですかい? という疑問が。
やはり、原作なしの実写押井守映画とわたしは相性が悪いようです。