【イエス、エルサレムにてカップ焼きそばの作り方を話される】
イエスはこれらの言葉をすべて語り終えると、弟子たちに言われた。
「あなたがたも知っているとおり、三分後は湯切りのときである。カップ焼きそばは、まず熱湯を注がれるために引き渡される。」
そのころ、祭司長たちや民の長老たちは、カイアファという大祭司の屋敷に集まり、計略を用いてイエスを捕らえ、殺そうと相談した。
しかし彼らは、
「民衆の中に騒ぎが起こるといけないから、湯切り祭の間はやめておこう」
と言っていた。
湯切り祭のはじめに、弟子たちがイエスのところに来て、
「どこに、カップ焼きそばの湯切りをなさる用意をいたしましょうか」
と言った。
イエスは言われた。
「都のあの人のところに行ってこう言いなさい。『先生が、「わたしの時が近づいた。お宅で弟子たちと一緒にカップ焼きそばの湯切りをする」と言っています。』」
弟子たちは、イエスに命じられたとおりにして、カップ焼きそばを準備した。
夕方になると、イエスは十二人と一緒に食事の席に着かれた。
一同が食事をしているとき、イエスは言われた。
「はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人がわたしを裏切ろうとしている。」
弟子たちは非常に心を痛めて、「主よ、まさかわたしのことでは」と代わる代わる言い始めた。
イエスはお答えになった。
「わたしと一緒に台所で地に湯を流した者が、わたしを裏切る。人の子は、聖書に書いてあるとおりに、去って行く。だが、湯切りで麺を流すその者は不幸だ。生まれなかった方が、その者のためによかった。」
イエスを裏切ろうとしていたユダが口をはさんで、
「先生、まさかわたしのことでは」
と言うと、イエスは言われた。
「それはあなたの言ったことだ。」
一同が食事をしているとき、イエスはカップ焼きそばを取り、賛美の祈りを唱えて、外装フィルムを裂き、弟子たちにかやくを与えながら言われた。
「開けて、麺の下におきなさい。これはわたしの体である。」
また、ソースを取り、感謝の祈りを唱え、彼らに渡して言われた。
「皆、このソースを混ぜなさい。これは、罪が赦されるように、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。言っておくが、わたしの父の国であなたがたと共に新たに飲むその日まで、今後、湯切りをしたものを食べることは決してあるまい。」