ようやく見た『エヴェレスト 神々の山嶺』。『エベレスト 3D』が客観的な映画なら、こちらは主観的な映画。怖いのは山ではなく、山に執着する山ヤの業なのがよくわかるホラー映画であり、絵面的・熱さ的に登山BLでもあり。体質的に高所登山ができなくなったことにこれだけホッとする映画もない。
あと、映画的演出なのか、その標高でそれはないよね、とか台詞多すぎ、とか、合成が相変わらず日本映画っぽくしょぼい、などあって、なんというか、原作とマンガとは別物でした。ただ、深町がファーストシーンから羽生に相通じる人非人さを持っている人物として原作から改変されたのは、山ヤは頭がおかしいってことを知らしめるのには有効だと思います(褒めてます)。